薄毛対策に効果のある方法ってどんなこと?今日から取り入れたい4つの対策法
薄毛の治療は自分の薄毛の状態に合わせて行なうものです。しかし現在まだ薄毛ではなくて、将来的に薄毛の不安があるという場合には、予防という意味での対策が必要となります。
薄毛になりにくい環境を作るというのが、薄毛対策の意義といえるでしょう。体調や病気で薄毛になってしまったりすることもあるので、そういった薄毛にはあまり意味がありませんが、一般的な薄毛は予防によってある程度対策が立てられるのです。
そろそろ薄毛になりかけている、という状態の方も、まだまだ手遅れではありません。うっかり薄毛を促進する生活やケアを行なっていないか確認する意味でも、対策を知っておくのは大切です。
髪に優しく自分に優しく、早めの薄毛対策を行ないましょう。
そもそも薄毛になる原因は?
薄毛になる原因は人それぞれですが、ストレスや遺伝、生活習慣の乱れといわれています。とくに遺伝は大きな原因といわれており、親族に薄毛の人がいる場合は注意したほうが良いでしょう。
「AGA治療経験者に聞いたAGAになった原因は?」というアンケートでは、1位ストレス、2位遺伝、3位生活習慣という結果だった。
ストレスや生活習慣といったものは、自分である程度は対策できることもあります。改善方法や対策方法を確認していきましょう。
外から内から薄毛を改善
薄毛対策には3つの押さえるべきポイントがあります。1つは頭皮の状態、次に栄養補給、そして最後にホルモンバランスです。この3つを育毛に最適の状態に導くことによって、薄毛を防ぐ大きな力となるのです。
まず頭皮の状態ですが、頭皮は外側からの刺激に弱く、状態を悪化させやすいという特徴があります。頭皮は身体の1番上にあり、外気にさらされ、紫外線の影響を受けやすい環境にあるからです。
そのため、何もしないで放置しておくと、どんどん状態が悪化していくというのが頭皮の宿命です。そのためケアをしないという選択はありませんが、一方で間違ったケアをすると逆に状態がさらに悪くなるという危険もあります。
そして栄養補給も、髪を育成するには毎日必要な栄養を摂取する必要がありますが、必要なものを取るだけでもいけません。髪の育成を阻害するものを取らないようにするのも薄毛対策です。
最後にホルモンバランスですが、これは身体の自律神経の調整、つまりストレスの軽減が大切になります。これらをより良い状態にするのが薄毛対策となるのです。
日々の積み重ねで薄毛対策
薄毛は、一度なってしまうと自力で改善するということが非常に困難であり、時間もかかります。そのため、まず薄毛に悩まないように、普段から薄毛予防の対策をすることが重要です。
薄毛予防のためには、元気な髪の毛を生やすことのできる健康な頭皮を保つ必要があります。健康な頭皮は、日々のお手入れと生活習慣によってつくられるといえるでしょう。
1.刺激の少ない洗髪
髪のケアに洗髪は大切です。髪の毛自体はあまり強くこすると傷んでしまうので、洗いすぎない方が良いのですが、頭皮は清潔に保つ必要があります。
頭皮は強い刺激を受け続ける場所なので、皮下組織を守るために皮脂が分泌しやすくなっています。ただ、皮脂が多く蓄積されると、毛穴に詰まって細菌が繁殖してしまい、炎症が起こります。
炎症などで頭皮が荒れてしまうと、髪の毛を支える毛穴の状態が悪くなり、抜け毛の原因になるのです。そのため、定期的に洗髪して頭皮を正常な状態に保つ必要があります。
ただし皮脂は本来頭皮を守るものなので、取りすぎてしまっても頭皮の状態は悪くなります。脂っぽいからさっぱりしようと1日に何度も洗髪をするようなことは避けましょう。
また、アルコールなどを使ったさっぱり系のシャンプーも刺激が強いので、その刺激から頭皮を守るため皮脂の分泌を促してしまいます。なるべく刺激の少ない優しいシャンプーを使いましょう。
2.頭皮の保湿が大切
頭皮を保湿というと不思議な感じがするかもしれません。しかし身体の細胞と細胞の間は水分で接続されています。この水分が抜けてしまうと細胞同士のつながりが崩壊してしまいます。
体内の水分を守るために皮膚の表面は皮脂によって覆われ、水分の蒸発を防いでいます。頭皮の保湿をするということは、頭皮とその皮下の細胞を守る意味があります。
頭皮が乾燥しても髪を生み出す毛母細胞自体には大きな影響はありません。しかし、皮下部分が乾燥すると、毛細血管が機能不全に陥り、結果として髪を育てるための栄養が不足する事態につながります。
健康な毛髪を育成するためには頭皮の保湿はとても大切です。最近では頭皮に化粧水を使うことで保湿をするという方も増えているようです。そこまでやらない場合でも、頭皮の乾燥を促すアルコール系の製品を使わない・ドライヤーはなるべく温度を下げて使う・日光下では通気性のいい帽子をかぶるなど、頭皮の保湿に気を使った生活習慣を身につけると、薄毛対策に効果的です。
3.食事が改善の基本
日頃の生活習慣の中でも食事による栄養摂取は頭皮にとっても必須といって良いでしょう。他の全ての条件が大丈夫でも、髪の毛を作るための栄養が不足していれば髪を作ることはできなくなります。
中でも髪のために大事な栄養素が亜鉛です。亜鉛は主に豆類や卵などに含まれていて、特に卵は髪のために必要な栄養のほぼ全てがそろっている食品として毎日食べることが推奨されています。
逆に髪にとって良くない食べ物もあります。脂分、砂糖、唐辛子などの刺激物、お酒などもほどほどならいいのですが、飲み過ぎると髪の育成を阻害してしまいます。食生活を育毛中心に考えることが大切です。
4.睡眠が大切
睡眠は身体を毎日生まれ変わらせるためのシステムです。睡眠をおろそかにするとその影響は身体の衰えとして現れてきます。その中でも影響を受けやすい部分が、髪や爪、皮膚などの頻繁に新陳代謝を繰り返す必要のある部分です。
毎日8時間前後の快適な睡眠を取ることは、若々しくあり続けるために最も肝心な方法といえます。薄毛対策として、規則的で深い眠りをきちんと取ることを心がけましょう。
【関連記事】
→AGA治療薬の種類・選び方・費用・副作用まとめ
おわりに
今回は薄毛を予防するために必須とも言える4つの方法を紹介しました。まだまだ大丈夫という方も油断せずに毎日の生活の中できちんと薄毛対策を行なうことが大切です。
すでに薄毛に悩んでいる方も、この薄毛対策は治療と共に行なうことで、効果をさらに出しやすくするので、ぜひ実践してください。今回の薄毛対策には1つも難しいものはなかったのではないでしょうか。
無理をする必要はないのです。毎日確実にできることこそが本当の意味での薄毛対策となります。生活習慣そのものを育毛のためのものにしていけば、大切な髪を守ることにつながるのですから。