糖質制限ダイエットの三つの効果と成功させる二つのポイント
みなさんは「糖質制限ダイエット」というダイエット方法を聞いたことがありますか?糖質制限ダイエットはダイエットにとても効果的と言われています。しかし、間違った方法で行ってしまうと逆太り…。なんてこともあるのです。
こちらで糖質制限ダイエットについて、確認しておきませんか?
糖質制限ダイエットとは?
糖質制限ダイエットとは文字通り、糖質摂取の制限を行いダイエットをする方法を言います。糖質と聞くと、白米やパン・麺類などが真っ先に頭に浮かびます。これら炭水化物には糖質がたっぷり含まれています。炭水化物は「糖質+食物繊維」の総称で、1日に摂取するカロリーの半分以上を占めていると言われているのです。
そのため太りやすい体質の人であれば特に、炭水化物(糖質)の摂取をある程度制限しなければダイエットは成立しません。
糖質を含まないものであれば、満足するまで食べてOK
一般的なダイエットでは痩せるために、1日の摂取カロリーより消費カロリーが上回るようにすることでした。つまり、消費カロリーが摂取カロリーより上回る状態を作るために、食べる量を我慢して抑えるということでした。
食べることを我慢すると、空腹によるストレスを感じる方が多くいますが、糖質制限ダイエットでは糖質の摂取量を減らすだけのため、糖質を含まないものであれば満足するまで食べてOKとされています。
糖質制限による3つの効果
糖質ダイエットとはどのようなものなのかを見てきました。続いて糖質ダイエットで得られる効果について見ていきましょう。
効果1. 摂取カロリーを抑えられる
私たちは食べ物を摂取して脂質や糖質を、体を動かすエネルギーへと変換して生きています。エネルギーの変換率を見たときに最も多いのが糖質(炭水化物)。
前述でも炭水化物は、1日の食事で得るカロリーの約50%を占めるとありました。炭水化物は体を動かすエネルギー源として返還されますが、多く取り過ぎてしまうと消費しきれないために、脂肪として体内へ蓄積されてしまいます。これを防ぐためにも糖質制限は効果的と言えます。
効果2. 脂肪燃焼
摂取する糖質の量が減ると、体内へ蓄積された脂肪分を分解してエネルギーに変換する働きが起きます。このため脂肪燃焼が促進され、ダイエット効果がより引き出されるのです。
効果3. 血糖値の上昇を抑える
血糖値が上昇すると、インスリンと言うホルモンが分泌され血液内の糖を処理します。インスリンには余分な糖質を脂肪として体内へため込む働きがあることから、血糖値が高くなればなるほど体脂肪になりやすいとされています。
また血糖値が高くなると、血糖値が下降したときの差が大きくなります。この差が大きくなると脳が糖質を激しく要求するため、食欲が抑えられなくなる場合があるのです。このようなこともあり、血糖値を上げないことはダイエットを行う上でも有効であると言えます。
糖質制限ダイエットで肝心な食事時間
1日に3食しっかり取る方が、1食・2食の方より痩せやすい体質になると言われ意識的に3食取られている方は多くいます。では、食事時間に気を配っている方はどれくらいいるのでしょうか?
実は食事を取る時間によって、ダイエット効果をより引き出し、痩せやすい体質へと導くことが可能となります。その食事の時間帯が下記となります。
- ◆朝食:6~8時
- ◆昼食:10~12時
- ◆夜食:17~19時
上記の時間帯が痩せやすいと言われている理由は、血糖値が下がりやすくなるためです。血糖値が下がると胃酸が分泌されるため、食事を多めに取っていたとしても空腹を感じやすくなるもの。上記のタイミングで食事をすると、摂取した糖質や脂質が素早くエネルギーに変換されるため体内への脂肪をためこまないのと同時に、空腹感を紛らわせてくれます。お仕事などの都合もありますが、できるだけ上記の時間帯に食事を済ませましょう。
糖質制限ダイエットを成功させる為の2つのポイント
ここまでで、糖質制限ダイエットの効果についてもおさえることができたと思います。では最後に糖質制限ダイエットを成功させるためのポイントをおさえておきましょう。
糖質を完全に抜かないようにすることがポイント
糖質制限ダイエットは、摂取する糖質を制限するダイエット方法と説明をしてきましたが、なかには早く効果を出したい・痩せたいと完全に糖質を抜かれる方がいますが、これは大きな間違いです。
糖質は三大栄養素の1であり、体にとって必要不可欠な栄養素。糖質をまったく取らないとなると脳が働かなくなるために、物忘れがひどくなったり憂鬱(ゆううつ)な気持ちに陥ったりするなど、心身にさまざまな影響を起こす可能性があります。そのため糖質は、ある程度摂取することが大切であると覚えておきましょう。
徐々に制限をかけることがポイント
これまで多く糖質を摂取されていた方が、いきなり糖質を抑えるのは少し危険。心身に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。これまで糖質を過剰摂取気味であった方は、徐々に制限をかけることを意識しましょう。
例えば毎食ご飯をお茶わん2杯食べていた場合は、1杯にとどめる。食パンを1枚食べていた人は半分にするなど、無理なくできる範囲で調整を進めましょう。
また体調と合わせることも重要で、体が糖質を欲しがっていると感じたときには「たまにはいいか!」と糖質制限を時には開放してあげましょう。
まとめ
糖質制限ダイエットの効果とポイントについて紹介してきました。説明にあったように、糖質制限はダイエット効果を引き出すために効果的な方法と言えます。
しかし、急激に糖質を減らす・糖質を完全に絶つというのは心身へ悪影響を与えるためおすすめできません。今回の内容を参考に、糖質ダイエットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、個人で糖質ダイエットをすると、健康被害が気になるという方も多いと思うので、少し心配だと感じる方はパーソナルジムでプロに相談してみるのもいいかもしれません。